FPRCとは
FPRCとは、中長期的な視点で企業の目指すべき姿を描き、実行を支援する「超長期戦略時代のサポーター」です。
日本企業を取り巻く市場や競争環境の変化は厳しく、多くの日本企業が過去から現在の延長線上に自身の将来像を描けるわけではありません。今まさに10年、20年先の自身のあるべき姿を明確にし、そこに向けた戦略と計画の策定が求められています。
D4DR社は長年、「中長期経営戦略の策定」や「新商品、新サービス開発」に関するコンサルティングを提供してきました。そしてFPRCでは、これまでのプロジェクトで得た幅広い業界知識や統計データ、技術トレンドなどの外部情報を体系的に整理しています。これからの社会が何をトリガーとしてどのように変化していくのかを日々研究しています。
FPRCが持つ知見を活用し、お客様を取り巻く未来の環境について、様々なバックグラウンドを持つ研究員を交えスピーディに議論・検討し、根拠・当事者意識のある「中長期戦略の策定」を支援しています。
FPRCの専門領域
D4DRではIT、eビジネスの最先端におけるイノベーションを捉えた、コンサルティングを提供しています。特にFPRCでは、バックキャスト的アプローチを用いて、5-10年先を見据えた事業シナリオや中長期の経営戦略の策定支援などを行っています。
フォーキャストとバックキャスト
事業戦略を考える際の手段として、大きく「フォーキャスト」と「バックキャスト」の2つの手法があります。現在の課題や技術発展などから未来を考える「フォーキャスト」は、多くの人の意識の中に深く刷り込まれており、現状から未来を考える癖がついています。急激な変化が起こりうる現代において、フォーキャスト的アプローチでは、意味のある未来を描くことは難しくなってきています。
一方、未来のあるべき姿から現在とのギャップを考え何が必要となるかを考える「バックキャスト」は、なりたい姿や目指すべき姿をまずは定義し、逆算的に今後何が必要になるかを考えます。このバックキャスト的アプローチでは、なりたい姿や目指すべき姿を明確に定義するために、ターゲットとする時代の社会構造がどのように変化しているのかを理解しておく必要があります。そのため、バックキャストによる検討は、時間とコストが多くかかってしまいます。
フォーキャスト | バックキャスト | |
強み |
連続的な変化に有効 | 急激な変化、パラダイム・シフトの中で有効 |
弱み |
急激な変化を捉えられない | 検討に時間がかかり、コストがかかる |
考え方の |
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難易度 |
広く行われ、多様な手法が確立されているため、難易度は低い |
有効な情報・手法は少ないため難易度が高い |
人々の意識 |
多くの人の意識の中に深く刷り込まれている 癖になっている |
多くの人の意識とは乖離がある 癖を意識的に回避する必要がある |
未来シナリオ、事業戦略検討の視点
FPRCでは、お客様の強み・弱みや経営方針などの「内部環境」と、5GやXRなどの「技術革新」、人口動態や消費性向など「社会環境の変化」といった要素をインプットし、未来仮説・未来コンセプトを作成します。
「技術革新」、「社会環境の変化」などに関するトピックスについてはFPRCが日々のリサーチを通して、体系的に整理しています。それらを活用することで、お客様を取り巻く環境の未来に関して低コストでスピーディかつディープな検討が可能です。
事業の具現化までサポート
FPRCでは、お客様の未来事業のアイディアやシナリオ、戦略を創出するだけでなく、それらの具現化までを支援しています。
目指す姿の構想、事業コンセプトの作成
FPRC保有資料と、お客様の内部環境調査結果を基にお客様の目指すべき姿、未来の事業コンセプトを作成します。
戦略づくり
目指すべき姿と事業コンセプトから中長期経営戦略を策定し、事業シナリオを作成します。
場づくり
策定した中長期経営戦略を実現させるためのコミュニティ形成(コンソーシアム、オープンイノベーション、研究会)から運用までを支援します。
可視化
作成した事業シナリオを第三者に伝えやすいように、コンセプトイメージや動画、プロトタイピングを作成します。また、PoCの支援も行っています。