a-36 : 通信規格の多元化

予想される社会的な影響

・5G通信によるリッチなコンテンツ、サービスの発展

・低軌道衛星群(衛星コンステレーション)による高速通信サービスの偏在化

・P2P技術を活用した防災・減災の実現(端末同士で津波注意報を送り合う等)

・長距離通信が可能なLPWAを活用し、遠隔監視(農園や発電所等の監視)、動態管理(スマート酪農、商店街の人の動きを分析して街づくりに貢献等)

背景・理由・事例

・IoTデバイスやその関連アプリケーションは、様々な用途や通信特性を有する。特に無線は、消費電力や電波の特性等の制約条件が多いことから、既存の通信技術や規格でこれらの特性に対応することが難しい。
そのため、近年は新たな通信技術や規格が発生し、端末やサービスがそれらを目的・条件に応じて複合的に利用することが増える。

出典:Tech Factoryより
IoTやM2Mで注目される無線通信技術「LPWA」とは

・5G通信で実現できる高いデータレートは、例えばVRに利用できる。
2018年の平昌・冬季五輪では、100台のカメラがスケートリンクに設置され、撮影されたデータが会場付近に設けられた「5Gテクノロジーパビリオン」にライブストリーミングされた。パビリオンにいる人々はVRヘッドセットを装着し、まるで氷上にいるようにスケートの試合を体験することができた

Intel at the 2018 Olympics: 5G Olympic Vision

・低電力と低コストであることから、通信規格の一つBluetoothは、車載デバイスから複雑な医療デバイスまで、幅広く役割を担っている

・P2P(Peer to Peer)は通信を行うデバイス同士が、サーバを介さずに直接通信を行う方式。
LINEやSkypeがP2P方式を用いている代表的なアプリケーションである。携帯網がダウンしてもP2Pで災害時に警報を送ることができるシステムを、IBMが開発した

出典:EE Times Japanより
P2Pで災害時に警報を送るシステム、IBMが開発

・LPWA(Low Power Wide Area)は少ない電力消費で、数kmの長距離通信が可能になる無線通信。ソニーは、独自のLPWA通信規格を策定した。登山や海上での遭難対策、ドローンの安全飛行といった用途での活用を想定している

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