a-41 : デジタルツイン

予想される社会的な影響

・現状把握と近未来のシミュレーションが行いやすくなるため、将来のリスクや自然災害等への対応、多様なシナリオを適用した将来計画と対処が行いやすくなる。
(自然災害、パンデミック、人的リスク、等)

・複合的な情報を一元的に把握することができるため、俯瞰的な視点からの現状把握と将来予測が行いやすくなる。

・社会(エリア⇒地域⇒全国⇒全世界)全体の最適化

・治安、紛争の改善

・実環境の多くの要素がデジタルデータ化されるため、遠隔地からの利用やデジタルコンテンツ化が行いやすく、デジタルツインを起点とした多様なサービスやコンテンツが発生すると予想される。

背景・理由・事例

・情報通信技術、IoTの技術の革新により、様々なデバイスがインターネットに接続されるようになった。
またセンサーの高機能化、軽量・小型化、低廉化も進展し、それらから多くのデータが常に発生している。それらのデータを分析し、今後の行動へフィードバックしていく流れが加速している

・各先進国では製造業の競争力強化のため、産官学と連携してデジタルツインの導入を推進している(日本:ソサエティ5.0、ドイツ:インダストリー4.0、アメリカ:インダストリアル・インターネット など)

・デジタルツインは、デジタル化や自動化が特に進展する製造業での活用が期待されており、サプライチェーンのリアルタイムモニタリングと最適化への活用、デジタル空間上に、リアルの製品の開発、調達、製造、物流等の状態を再現・シミュレー ションし、連動させることで、高効率化、トラブルの予防や早期発見 などを正確に把握することが可能となる

・製造業以外でも、工場自動化、エネルギーやスマートシティ領域など、よりスケールを拡張した場での活用が進められている

・都市領域においては、バーチャルシンガポールがデジタルツインの先進事例である。スマートシティも、ソサエティ5.0において注目される領域であり、交通 、物流、防災、インフラ等の最適化・高度化・スマート化に向けた都市の実現が計画されている。
2020年にトヨタ自動車が発表した静岡県裾野市における未来型実証都市「Woven City」でもデジタルツインは重要キーワードである

出典:水素に地図に街づくりまで トヨタが出資する「ウーブン・プラネット・グループ」とはどんな企業なのか

・デジタルツインの導入がある程度進むと、デジタルツイン同士の相互連携も進展。デジタルツインにおけるメリットが個社や地域レベルから、全国、全世界へと進展することにより、全体最適化がなされ、様々な社会課題解決につながると考えられる

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