c-52 : 住宅設備のモジュール化・サービス化・スマート化・家電化

予想される社会的な影響

・住宅・家電・機器のモジュール化が進み、建築・設置が容易となり、低価格化も推進される

・IoT機器や太陽光発電の普及がその流れを加速する

・施工・設置が標準化されることで、新たな形態を持つサービス事業者の参入が増える

・住宅設備のサブスクリプションサービスへの需要が増加

・家具・住宅設備の使用方法の変化に応じて、住宅の間取りが動的に変化するようになる

・在宅でのウェルネスマネジメント、ヘルスケアが高度化する

背景・理由・事例

・住宅設備を、モジュールやサービスとして提供する事例が増加している

・IKEA社は、オープンソース型の狭小住宅「Building Blocks」をモジュール式で提供している
建築プロセスには、デジタル工作機械でデジタルデータをもとに物体を制作する「デジタルファブリケーション」が導入され、設計データをもとに、CNCルーターでパーツを切断し、組み合わせていく仕組み

出典:buy365

・米テスラ社は、住宅向けの太陽光パネルのサブスクリプションサービスを提供している。ソーラーパネルで得られた電力量に対して、月額料金を支払うシステム
サブスクリプションに加入することで、ソーラーパネルシステムを購入する際にかかる高いランニングコストは無しで、ソーラーシステムに移行することができる

出典:スマートジャパン

・Boxableは約5万ドルで「折りたたみ式のプレハブ住宅」を販売している。この家は持ち運び可能であり、ワンルームマンションのような間取りとなっている。また、施工から一日で設置できるため災害時の仮設住宅としても期待されている。

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・家具・住宅設備の家電化も進行する
「スマート家電」とは、インターネットを通じて遠隔操作が可能な家電製品のことを指し、GPSと連携し自宅に近づくと自動で点灯・消灯を行う電灯や、自動で起動するエアコン、自動で施錠・開錠する鍵などが代表的。
中にはユーザーの好みや生活習慣を学習する、AIが搭載されたものもある

・最近ではIoT化の流れもあり、様々な家具にシステムを組み込んで家電のような機能を搭載させた商品も登場している
例えば、テーブルの天板をノックすることで部屋の中の家電をコントロールする、AIを搭載してスマートフォンとも連携可能なAI搭載ディフューザー、カメラを搭載し鏡の前に立つユーザーの服装を仮想的に変更するミラー等の開発が進行しており、住宅全体の高度化が進展している

 

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