c-49 : D2C(Direct to Consumer)

予想される社会的な影響

・メーカーがダイレクトな顧客接点を持つことで、商品・サービス開発の手法・手順が大きく変化する

・消費者接点としての店舗が増え、体験の提供とそのフィードバックを主目的とした売らない店舗も増加する

・D2Cと、それを支援するサービスが拡大する

背景・理由・事例

・「D2C(Direct to Consumer)」は、消費者に製品を直接販売することを指し、ブランドの立ち上げから、消費者への情報発信、マーケティングなど購入に至るまでのすべての過程がデジタルで行われること、ユーザーデータを最大限活用することなどが特徴とされる
2000年代後半からD2Cのビジネスモデルを採用する企業が増加している

・2015年にシリコンバレーで創業した「b8ta(ベータ)」は、RaaS (Retail as a Service)モデルの草分けとされている。
店舗内の区画を、メーカーが定額で利用できるサービスを提供しており、店舗内にカメラを設置して利用者の行動分析を行い、企業へと提供する。
出店する企業にとっては、出店コストを抑えながらオフラインでの顧客接点を拡大できるメリットがある。日本のb8taの店舗においては、D2Cブランドが多く出店している

出典:FABRIC TOKYO

・D2Cのメリットとしては、販売手数料などの諸経費が発生しないこと、メーカーのビジョンや思想を顧客に直接伝えられること、顧客情報を自社で収集し活用できることなどが挙げられる。
消費者にとってオフラインでの購買や情報収集が一般化したことが、D2C興隆につながったと言える

 

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