c-55 : フェムテック・メンテック市場の拡大

フェムテック・メンテック市場の拡大とは?

予想される未来社会の変化

  1. 社会構造の変化(少子高齢化による健康寿命延伸ニーズの拡大・女性の社会進出、男性の健康意識向上など)、価値観の変化(ウェルビーイング重視・タブーの解消など)、テクノロジー進化(ウェアラブルデバイス・バイオセンサー・AIによるパーソナライズ医療など)を背景に、フェムテック・メンテック市場が拡大している。
  2. ホルモン変動のリアルタイム可視化が可能となり、月経・妊娠、更年期、女性特有疾患などの領域で高度化する。
  3. 少子高齢社会において、女性や高齢者の労働力の需要が高まっている。月経・妊娠、更年期、女性特有疾患などの領域は、個人差が大きく、企業側が実情を抱えにくい課題がある。企業向けにも福利厚生としてますますニーズが高まる。
  4. 仕事のパフォーマンスやストレス予測が提示され、食事・運動・休養が自動提案される。異常があれば医療機関に連携され、個別最適な医療が受けられるようになる。

トレンド

TRULY Insight

出典:PR TIMES『更年期に悩む4,000万人※1に企業と寄り添う共創型ヘルスケア・プラットフォーム「TRULY Insight」提供開始』

TRULYは、35〜59歳の更年期・プレ更年期世代(国内で約4,000万人)を対象に、企業とユーザーが共創しながら商品開発・マーケティング・販売促進を支援するプラットフォーム「TRULY Insight」を提供開始した。

近年、国内のフェムケア/フェムテック市場は 2020〜2024年で30%以上成長する見込みだが、個人差の大きい更年期症状には、企業側が実情を捉えにくい課題がある。

TRULY Insight の強みは、主体性の高い約1万人のユーザーコミュニティを基盤とし、リアルな声から深いインサイトを得て、商品企画から改善、ブランド戦略立案まで一気通貫で支援できる点である。

提供サービスには、アンケート調査・デプスインタビューなどを活用したリサーチ支援、プロモーション設計、SNS/メディア運用、販路構築支援が含まれる。また、専門家(医師・看護師・薬剤師など)との連携で信頼性の高い情報発信も重視する。

共同企画による座談会、ホルモン×睡眠調査、新規事業開発支援などの協業事例もあり、企業とユーザーの「共創型アプローチ」によって、フェムテック市場のさらなる拡大を後押しすることを狙っている。

膣内フローラの“見える化”とサロン施術を融合した新フェムケアプログラム

出典:PR TIMES「【業界初】膣内フローラの“見える化”とサロン施術を融合した新フェムケアプログラムの新規開発に着手」

ビズジーンは、フェムケア専門サロン「膣ラボ ブーケ」と連携し、自宅での膣内フローラ検査とサロン施術を組み合わせたパーソナライズド・フェムケアプログラムの共同開発に着手した。

背景には、デリケートゾーンの不快感やトラブル(におい、かゆみなど)に悩む女性が多く、膣内フローラ(特にラクトバチルス菌などの菌バランス)の乱れが原因となることもあるが、検査手段やケア法が限定的、という課題がある。

新プログラムは次の3ステップで構成される。:

1.自己採取型の膣内フローラ検査キット「フェムテスト」により、善玉菌割合などを可視化し、個人の膣内環境を科学的に把握

2.検査結果とアンケートに基づき、サロン「膣ラボ ブーケ」で個別最適化された施術および専門カウンセリングを実施

3.食事・運動・睡眠など生活習慣の見直し支援を継続的に行い、菌バランス改善と健康維持を目指す

今後は、プログラムの効果検証、講座やコミュニティ運営、企業・団体との連携拡大なども視野に入れており、検査と施術を融合させたモデル構築を目標としている。

法人向けフェムテックサービス『ルナルナ オフィス』の「男性更年期プログラム」

出典:PR TIMES『法人向けフェムテックサービス『ルナルナ オフィス』が、「男性更年期プログラム」の本格提供を1月23日より開始!』

LIFEMが運営する、働く女性の健康課題改善をサポートする法人向けフェムテックサービス『ルナルナ オフィス』は、働く男性の健康課題への支援の幅を広げることを目的に、「男性更年期プログラム」の本格提供を開始。

男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、またはLOH症候)とは、概ね40歳以降に男性ホルモンであるテストステロンが減少することにより身体、精神、性機能に様々な症状が引き起こされる状態のこと。現在、40歳以上の男性の4人~5人に1人が男性更年期障害の潜在患者とも言われており、同社で実施した30歳~69歳の働く男性1,000名を対象にした「男性更年期障害に関する意識調査」でも、男性更年期にみられる17の症状について、7割以上の人が一つ以上何かしらの症状を感じていることが判明。

本プログラムでは、導入企業の従業員を対象に泌尿器科医師によるセミナーの実施やセミナー動画の提供、医療機関と連携したオンライン診療サービスの提供を行い、男性の更年期に伴う不調の改善や、男性更年期に関する企業全体の知識向上を支援。

性別×健康課題の分析に基づく運動プログラム設計の提供開始

出典:PR TIMES「【性差対応の健康支援を実装】BODY PALETTEが性別×健康課題の分析に基づく運動プログラム設計の提供開始」

フラクタルワークアウトは、健康経営DXサービス「BODY PALETTE」において、性差に応じた健康支援のプログラム設計の提供を開始。

健康経営優良法人2026の申請要件の文脈で、女性の健康課題がより具体化され、企業側には「どの課題に、どの施策を、どう運用するか」が問われやすくなっている。

一方で、男性特有の健康課題(いわゆるメルヘルス/メンテック領域を含む)も、職場の生産性・定着・欠勤などに影響し得る重要論点。

本プログラムは、健診データやアンケート結果等を性別×健康課題で整理した情報を起点に、女性・男性いずれにも対応する健康支援を、運動施策として企業別に設計・実装するサービス。