c-33 : 美術品市場の拡大

予想される社会的な影響

・富裕層の拡大とアート関連のコンテンツ・情報の充実化が市場拡大を後押ししている

・美術品の市場価格が共有しやすくなったため、流通も促進され価格が向上する傾向にある

・希少性やエディション管理がしっかりした作品は金融商品以上の利回りを生むため、また、税制の改正もあり、富裕層の投資対象としての購買が増える

背景・理由・事例

•「日本のアート産業に関する市場調査2019」によると、国内の古美術や洋画・彫刻・現代美術などをあつかう美術品市場の市場規模は2580億円(前年は2460億円)と、2016年の同調査開始以来最大となった

・販売チャネル別では、国内画廊・ギャラリーが982億円でトップ。次いで百貨店567億円。続いてインターネットサイトが192億円であった。美術品市場においても、インターネットが台頭している



出典:一般社団法人アート東京 プレスリリース

・アートフェアやインターネットサイトでの美術品の購入は、それぞれ253億円と180億円であり、3年連続で増加傾向にある

・文化芸術基本法が改正され、文化芸術のイノベーションとしての文化芸術に関連する、産業や市場(マーケット)の育成が挙げられている。
美術品の寄託に係る相続税の猶予を、現代美術品まで拡充することによって、現代美術作品を「ナショナルストック」としてとらえつつ、市場整備を急ぐことや、海外への流出を防ぐことを目的としている

・アートマーケットにおいても、中国が台頭してきている
その背景としては美術品の購入を資産運用のリスク分散の手段だと考える人が多いことが挙げられる

・国際経験豊かなビジネスパーソンへの調査(アート東京)では、芸術への価値観について「芸術的視点は、産業競争力の強化において重要である」と回答する人が多いという

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