c-36 : 高度遠隔医療による医療サービスの向上・格差の是正

予想される社会的な影響

・通信品質とデバイスの高機能化により一般の患者向けの遠隔医療容易となり、在宅での診察が増加する

・診療と日常的なバイタルデータ等のモニタリングと連携した新たな健康管理・医療行為のスタイルが主流となる

・データを自動的に解析し異常値を告知するシステムと医師が判断する医療行為が組み合わせされることで、医師の必要となるスキルと役割が変化する

背景・理由・事例

・日本では2015年に厚生労働省が、遠隔医療を事実上解禁した。遠隔医療領域に民間プレイヤーが参入した

・今後は在宅医療が中心になると予想され、高度なデバイスを用いての診療が可能になる。患者も移動せずに高度な医療を受けることができ、継続治療率上昇による健康維持が見込める

・ARスマートグラス「AcerealONE」は、緊急医療において救命士のヘルメットに装着でき、高解像度カメラの映像を医師が見ながら、適切な応急指示を行えるもの

出典:サン電子株式会社

・医療従事者向けの学習ツールとして、VRが使われている。手術のシュミレーションを高精細なVR映像で行うもので、コスト、時間、場所の縛りなく、手技の訓練が可能となる

遠隔VR医療セミナー 〜新しい医療学会のカタチ〜 [v2.2_short]

・リハビリでは作業的になりがちで退屈な運動を、VRを活用して「ペットの世話をする」「飛んでくるボールをキャッチする」という分かりやすい目的の運動に変換。楽しみながらトレーニングできる取り組みが進む

出典:PR TIMESより

・VRが持つ没入感を利用して、PTSDの治療にも用いられている。曝露療法という、心の傷の原因になった経験を思い出しながら、体験の認知を修正していく

・MRは製造業、建設業のような、CADによる3D データへの移行が済んでいる業界において取り組みが進んでいる。
MRは3Dと親和性が高く、医療の分野でも活用が期待されている

・新型コロナの感染拡大により、遠隔医療の需要が増大。
2020年4月には、コロナ下の特例としてオンライン診療の規制が緩和され、幅広い症状に利用できるようになった。2021年2月現在、規制緩和の恒久化に向けたルール策定が行われている

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