c-34 : 未病・予防医療市場の拡大

予想される社会的な影響

・日常的にバイタルデータをセンシングできるデバイスが普及し、そのデータを蓄積・評価するサービスも急拡大しているため、利用層がさらに拡大する

・データの蓄積はその学習と評価のレベルを高め、より有効なサービスの提供が可能になる

・データホルダーとなったプレイヤーが強者となり、市場支配力を持つ様になる

・未病状態の検知がしやすくなり、疾病化する前の状態でのサービスや商品の市場が急拡大する

・医療マーケットから未病・予防医療のサービス・商品へと市場ボリュームがシフトする

・社会保険や医療保険といった関連金融分野とサービスの連携が進む

背景・理由・事例

・日本の社会保障費が、高齢化時代の到来により逼迫。未病・予防医学への関心が高まっている。健康寿命を延ばして平均寿命との差を縮めることで、社会保障費の圧縮が求められる

出典:エコノミストOnline

・アメリカにおいては、病気の治療ではなく予防に重点を置く「ライフスタイル医学」に着目する流れがある。サプリメントや行動変容のアプローチを用いて、健康的な食事、適度な運動、ストレスマネジメント、生活環境の改善を行うもの

・日本においては、予防医学のほとんどが保険適用外であり、現状定着は難しい状況といえる

・現在臨床の現場ではQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることに加えて、最後の時をどれだけ自分らしく、人間らしく迎えるかという視点が注目されている

・ディープラーニングによる画像認識等の技術が向上。膨大な検査結果から異常値を見つけることができる。人間で10日かかるものが、AIでは瞬時に行える

・ウェアラブル端末やIoT対応の検査機器から、健康状態のデータ収集を通じた、個々人に合わせた予防サービスの提供が始まっている

・ヘルスケア市場は拡大傾向で、2030年には37兆円と見込まれている。
ヘルステックは健康管理の他に、バイオ、メディカル、ゲノム、AI製薬の技術を含むようになる

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