予想される社会的な影響
・ウェアラブルデバイスの小型化、高性能化によりスマートフォン集中状態から機能分散、多数のデバイスが連携運用する形へと変化する
・検出できるデータ種別の拡大により、単なるバイタルデータ管理から、幸福感や満足感、心身の小さな不調が管理される様になる
・統合的にデータを持ちうるプラットフォーマーが多様なサービスの仲介者となる
・労務管理や公衆衛生などの集団の管理にも活用され、社会保険、公衆衛生管理の効率化やコスト低減が推進される
・ウェラブルデイバイスは非侵襲的BMI(BCI)へと機能進化し、市場が融合化される
背景・理由・事例
・現在登場しているウェアラブルデバイスには、頭部(メガネ、カメラ、コンタクト型)、腕部(リストバンド、ウォッチ、リング型)、胴部(衣類、電子皮膚型)、脚部(靴下、アンクルバンド、靴型)、衣類型など様々なものがある


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・消費者のウェアラブル端末への心理的抵抗はまだ大きい。ファッション性の低さ、バッテリーに充電しなければならない、デバイスの重量等が課題として挙げられる
・時計型はアップルウォッチの普及により、認知が進みつつある。アップルウォッチ(シリーズ4)で心電図を計測できる。日本でも、2020年9月に心電図機能が医療機器として承認された

Apple Watchで「心電図」アプリを使うには–測り方から簡単に使える設定まで
・データに基づいた日常的な健康ケアが可能となり、健康管理向けのウェアラブルデバイスの受け入れが進むと予測されている
・Googleグラスに関しては、プライバシーの問題が議論された(googleグラスを身につけているユーザーによる盗撮が問題視されたため)

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・2022年のウェアラブル端末の出荷数は世界で約2億台(IDC Japan(2018))になると予想されている
・新型コロナウイルス対策でスマートグラスを使用した遠隔作業支援や、スマートウォッチによる健康管理などが注目されており、受容が進む可能性がある
・Facebook社は、2021年9月同社初のスマートグラス「Ray-Ban Stories」を発表した。前面フレームにはカメラが内蔵されており、写真や動画など自分の見たままの世界を記録することが可能である。また、スピーカーも搭載しており音楽再生も可能である。
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