a-08 : サイボーグアニマル

予想される社会的な影響

・BMI(Brain Machine Interface)技術の発展により、動物や昆虫などの制御とフィードバックが容易になる

・人間が開発した機械より高度な知覚や身体能力を持つマシンとしてサイボーグ化された動物や昆虫等の利用が拡大する

・安全で飼育しやすいサイボーグアニマルがペットとして日常生活に浸透する

背景・理由・事例

・動物を機械と接続しサイボーグ化を試みる研究が行われている。用途は多様で、医療研究への利用、軍事利用、動物自身(絶滅危惧種)の救助および生物多様性の保護など、動物と人間両者に役立てることを目的として研究が進んでいる

・2012年には、米ノースカロライナ州立大学の研究チーム、生きたゴキブリセンサーや司令装置をを接続したサイボーグゴキブリを開発。
民間企業からは、ゴキブリのサイボーグ化キットも販売されている。
将来的には、リモコンで遠隔操作可能することで、地震等の災害で瓦礫の下敷きになった人々を声や物音から察知し、救助する際に役立てられる可能性があるという

出典:ニュースイッチより
災害時にゴキブリが人命救助!?昆虫の高い走破能力を利用した熱源探索システムの研究が面白い

・米軍は、昆虫やネズミにカメラや通信機を接続し、偵察手段として用いるための研究開発を進めている。すでにゴキブリ、カブトムシ、ガのサイボーグ化実験が実施された

・生きているマウスの動きを人間がコンピュータで自由に操作できる「ロボラット」。アメリカの軍事機関DARPAはこのサイボーグ技術を使って、考えるだけで動く兵器や、より優秀な兵士を生み出そうとしており、そのためにアメリカ国防総省はサイボーグ技術の研究に多額の資金支援を行っている という

・脳と機械をつなぐBMI(Brain Machine Interface)技術の発展により、サイボーグ動物の操作が高度化する可能性がある

 

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