c-11 : 電源分散化・VPP(仮想発電所)

予想される社会的な影響

・発電手段の多様化と分散化、蓄電技術の高度化やネットワーク化された需給制御により発電と消費が一体となったサービスとなる

・太陽光発電と蓄電装置、制御システムを統合化した仮想発電所(VPP)が新サービスとして主流化する

・太陽光パネルの設置場所を提供することで、ある程度の電力消費が無償されるサービスが拡大する

・需給のロケーションが近接化することで効率が促進される

・従来の重厚長大なエネルギー供給網とプレイヤーが陳腐化する

背景・理由・事例

・東日本大震災を契機に、エネルギー供給の制約や集中型エネルギーシステムの脆弱性が明らかになった

出典:資源エネルギー庁
分散型エネルギーについて

・地域の特性を踏まえた多様な供給力(再生可能エネルギー、コージェネレーションなど)を組みわせ最適化することで、エネルギー供給のリスク分散やCO2の排出削減を目指せる

・小規模かつ需要地に隣接してエネルギー源を配置可能なため、条件次第ではエネルギー変換の総合効率が高まる可能性がある
(コージェネレーションによる排熱の有効利用、送電ロスの削減等)

・太陽光、風力、バイオマス等の再生可能エネルギーは地域活性化以外にも、エネルギー安全保障の強化や、脱炭素社会・持続可能な社会への実現には欠かせない。国もその施策を推進(現状の16%を2030年までに22~24%まで増やす計画)
仮想発電所(VPP)は、再エネの弱点である気象条件による発電量の変動と、需給バランスの調整において役立つ。再エネの推進に貢献し、持続可能な社会の実現につながる(火力発電当を調整電源に使用すると、設備効率が落ちて資金回収が難しくなる)

出典:DENSO
エネルギーを絆に変えて、地域と共に暮らす

・テスラ社は分散型エネルギーシステムを提供。
PG&Eの分散型電源と電圧管理をサポートしている他、カリフォルニア州の農村でマイクログリッドを実現するプロジェクトでは、太陽光発電と蓄電池を提供。
テスラ社は今後のエネルギー 市場において、重要なプレイヤーとなる可能性が高い。

出典:スマートジャパンより
テスラの蓄電池が米国カリフォルニアで採用、80MWhの蓄電容量で電力網を安定化


・ブロックチェーン技術の活用により、電気の売買活性化も期待され、一般家庭で発電・蓄電した電力の取引が、盛んにおこなわれる可能性がある

関連コンセプト