a-28 : 個人向けAIエージェント

予想される社会的な影響

・IoB(Internet of Bodies/Internet of Behavior)やIoTデバイスの普及と偏在化により消費者の位置、行動、身体情報等のデータが膨大に蓄積され、データパーソナライゼーションの精度が大幅に向上する

・AIとの連携により、企業にとって作業の効率化・人件費の削減を図ることが可能になるが、完全失業率が増大する可能性もある

・個人向けのAIエージェントが、SE、ビッグデータ、制御理論、社会学など様々な分野と融合し、新しい分野が誕生する可能性が高い

・AIエージェントの普及と高度化により、人間の思考や自己意識との境界が曖昧になり、融合的な状態を自己としての認識する様になる

・AIエージェント間が連携・相互作用することで、社会的通念や常識が共有化しやすくなり、社会のあり方がより調和的なものへと変化する

・反面、個性や人間の意識・自己といったものに対する本質的な議論や問いかけが活発になる

背景・理由・事例

・(ソフトウェア)エージェントとは、情報収集に関する問題を個人に代わって解決し、快適な環境で作業を行えるようサポートするプログラム



出典:総務省 学術雑誌『情報通信政策研究』 第3巻第2号
『AI 倫理指針の動向とパーソナル AI エージェント』

・現在はマーケティング領域において、購買履歴から商品リコメンドを行うことが一般化している。表情や会話を通じて商品をオススメするAIロボットも登場。人に代替して接客を行う

出典:日経電子版 血糖値の不安をクラウドで解消 糖尿病患者が遠隔診療

・IoB(Internet of Bodies/Internet of Behavior)やIoT、CPS(Cyber-Physical System:リアル領域でセンサー等を介して収集した位置、行動、身体情報を活用し、定量的な分析結果からあらゆる産業で活用しようとする取り組み)の登場により、不確実な環境変化に自動で対処する自律的エージェントの需要が高まっている

・ヘルスケア分野においては、喘息患者のリアルタイムバイタルデータを計測。喘息の発生リスクを事前に予測し、医師に共有し重症化を防ぐ事例がある。
日々の生活データや血液データから、リアルタイムに体調データを知ることができるようになった例もあり、病気の予防に寄与する

・複数企業にデータの共有を行うことで、より深くパーソナライズされたサービス、情報を、消費者が得ることができるようになる。その際には企業間の信頼関係、企業と利用者間の信頼関係が重要となる

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