d-03 : 婚姻制度に対する考えの多様化

予想される社会的な影響

・結婚式を挙げないカップルや事実婚のカップルがさらに増加し、未婚カップルの間に生まれる子供も増加する

・世界的な潮流から、日本でも同性婚容認に向けた動きが進展する

・結婚しても世帯を共にしない考えも一般化し、世帯という考えが形骸化する

背景・理由・事例

・1970年代の高度成長期に、日本においては結婚率がピークを迎えた
安定した雇用の供給が、安定的な家族形成を可能としたと分析される。経済成長期にみられたような、ほぼすべての人が結婚する皆婚社会は、歴史的にみればむしろ珍しい現象として捉えられる

・生涯未婚率は年々増加傾向にある

出典:厚生労働省

・事実婚、同性婚など、婚姻以外の結婚の形が認知されつつあり、多様化が進展してゆく

・一方結婚のデメリットも認知されつつあり、制度疲労も見られる

出典:厚生労働省

・性別や血縁の有無を超え、ともに生きる世帯を「ライフ・ユニット」 と呼称し、配属者がいても友人との旅行を楽しんだり、ライフステージの変化によって一緒に過ごす相手を変えたりと、新しい家族の在り方が提唱されている

・フランスではPACSという、結婚と同棲の中間にあたる制度が存在する
もともと同性カップルへの保証を補うために成立た経緯があり、社会保障や税金面で結婚と同等の権利を得ることが可能
いまは異性カップルにも、結婚よりフランクなお試し結婚の要素として、受け入れられているという

 

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