c-09 : 再生可能エネルギーの台頭

予想される社会的な影響

・エネルギー源の電力への集中化が加速している

・電力の調達手段が多様化し、再生可能エネルギー技術のシェアが増加している

・温室効果ガス削減の全世界的な機運が高まり、再生可能エネルギーの普及が拡大する

・発電技術とともに送電、蓄電、需給制御技術が高まり新たなサービス体系が生まれる

・大型発電設備等による集中化した体系から、分散・グリッド化された体系への転換が進む

・エネルギーの再生可能化が全世界的に定着する

背景・理由・事例

・世界における再生可能エネルギー発電設備の容量(ストック)は、2015年に最も容量の大きい電源となった(約2,000GW)

・その後も再生可能エネルギーの発電設備容量は増加を続け、年間導入量は過去最大となった。今後もこの傾向は続くと見られる

出典:資源エネルギー庁
国内外の再生可能エネルギーの現状と 今年度の調達価格等算定委員会の論点案

・発電コストは太陽光発電・風力発電を中心に減少傾向にあり、コストメリットも拡大している



出典:IRENA「2019年における再生可能エネ
ルギー発電コスト」

・日本の再エネ導入量はロシアに次ぐ世界第6位であり、その中でも太陽光発電はアメリカに次ぐ世界第3位(2017年)(IEAより)

出典:資源エネルギー庁
国内外の再生可能エネルギーの現状と 今年度の調達価格等算定委員会の論点案

・日本の再生可能エネルギーの導入比率は、23.0%(2020年1-6月)となっている

・欧州は再生可能エネルギーの導入が積極的であり、ドイツは再生可能エネルギーの比率が46%(2019年)、イギリスで40%(2019年)となっている

・欧州は特に風力発電の導入が盛んである

・日本では再生可能エネルギーの導入だけでなく、工場や発電所等から排出される二酸化炭素(CO2)を大気に放散する前に回収し、地下へ貯留する「二酸化炭素回収・貯留」(Carbon dioxide Capture and Storage:CCS)技術の開発も進めている

・2019年には、苫小牧でCCSの大規模な実証実験を行っている。本実験では目標の圧入量を達成し、成果をあげている

出典:資源エネルギー庁
CO2を回収して埋める「CCS」、実証試験を経て、いよいよ実現も間近に(前編)

・国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、2019 年に導入された再生可能エネルギーの発電容量の半分以上においては、新規石炭火力発電よりも発電コストが低かったことを示した(石炭火力発電は最も発電コストが低廉と言われる)
今後も発電コストの減少が見込まれ、エネルギーのコモディティ化が進むと予想される

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