a-01 : 自動運転技術

予想される社会的な影響

・交通事故の減少、交通渋滞の軽減、環境負荷の軽減

・高齢者、子供の安全な移動手段が確保される

・運搬、物流産業が効率化される

・自動車関連産業の国際競争力強化

・自動車、移動サービスを巡る産業構造の変化

・デバイス間の通信と協調運行が技術的なカギとなる

・5G等の高速低遅延通信が重要な役割を果たす

背景・理由・事例

・自動運転は6段階にレベルが分かれており、現状、市場に存在する自動運転車の殆どはレベル2の段階にとどまっている

・レベル3とは「特定の場所で操作が自動化され、緊急時にはドライバーが操作する」段階であるが、レベル2とレベル3の間に法整備等で大きな壁がある(責任の所在、交通ルール、運用ルール等)

・日本では2016年頃から複数の自治体で実証実験が行われており、2020年4月1日に型式認証を受けた市販のレベル3の自動運転車が公道を走ることが世界に先駆け認められた

・2020年11月にホンダが国交省から型式指定を取得し、2021年春にはレベル3相当の自動運転機能を市販モデルで実用化した

・テスラ社は車体に装備した360度カメラ8個による画像と専用のスーパーコンピュータを基本とした人間の環境認識に近い独自のアプローチを採用している。対して他の多くは事前に取得した情報で作成した3D地図データと車体上のレーザー、ミリ波レーダー、カメラを複合化した位置情報データを照合しながら走行する、事前に作成された精緻なバーチャル3D空間を実際の環境と重ね合わせる手法を基本としている。レベル5(完全自動運転)になると両方式の機能性の差異が顕在化することが予想される

・自動運転活用を見据えたサービスの検討も始まっている。例えば、DeNAとヤマト運輸は「ロボネコヤマト」プロジェクトとして無人宅配実験を実施し、成功を収めている

名付けて「ロボネコヤマト」 自動運転配達目指す(17/04/17)

・新型コロナウイルスの拡大で、自動運転の配送ロボットによる非接触配送が注目を集めている。日本では、政府で自動走行ロボットによる配送サービスの早期実現を目指す動きがある

・時速20~30kmで走行する低速自動運転車は、早い段階で実用化される可能性がある

・2021年6月にテスラが、半自動運転機能からレーダーセンサーを削除すると発表した。業界では、暗闇や悪天候時にカメラだけで有効に機能するかと懸念する声も多い。しかし、マスク氏は混乱を引き起こす信号が少ないため、レーダーよりも安全になると主張している。

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