d-01 : モノを持たない価値観の主流化

予想される社会的な影響

・消費が情報や体験中心となり、モノの所有にこだわる傾向が大幅に減少する

・体験としての消費・購買の意味は残るが、所有することに付帯した負担感を忌避する傾向は更に強まる

・シェアリングエコノミーがさらに進展し、食品・飲料、消費財以外は購入しない生活が可能となる

・高品質で歴史のあるものなどが価値を持つようになり、シェアリングエコノミーのプラットフォームを通して共有されるようになる

・非デジタル領域のサブスクリプションモデルが拡大する

・あらゆる業種でのサービス業化が進み、体験をより多くの人に届けるため、xRの各種技術の応用が盛んになる

背景・理由・事例

・モノを共有することへ経済活動の移行が見られ、モノを所有することの価値が失われてきている

・現在のシェアリングエコノミーは、余剰となっている資産やスキルを有効活用する動きと見ることができる
空きスペースや車、写真撮影といったスキルの個人間提供も、インターネットを介して広がりを見せている

・モノを持たない暮らしが、シェアリングエコノミーのプラットフォームにより可能となってきている

・様々な業種でサブスクリプションサービスが普及し、ユーザーの所有から利用へと意識変化が見られ、必要に応じて必要なだけサービスを提供する形態に、ビジネスモデルが変化している

加賀屋公式HP

・コト消費を捉えた商品・サービスの事例としては、石川県の旅館「加賀屋」の例がある
加賀屋では日本人・外国人を問わず「おもてなし」を提供することを重視しており、webサイトは6言語に対応しているほか、Facebookでは日・英・中の三言語で情報発信を行うことで、ネット経由の予約客を増やしている。予約客は雪駄や下駄で館内を歩けるサービスや花見・雪見といった四季のイベントを体験できる

・近年、音楽フェスやハロウィーンの集まりなど、「その日・その場所・その時間」でしか体験できないような消費行動「トキ消費」も注目される
SNSの発達により、多くの人が体験したことを拡散・共有することが当たり前になった結果、SNS越しの疑似体験では味わえない、実際に参加するという事実に意味があると感じられる消費が価値を高めている

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