b-27 : レアメタル・脱炭素資源の調達リスク

予想される社会的な影響

・エネルギーや資源が需要の増大に対して供給不足になり、社会不安を招く

・ レアメタル・脱炭素資源の供給網の再編

・ 脱炭素の達成が困難になる

背景・理由・事例

・地球環境問題が深刻化する中で、世界的に脱炭素化の流れが加速している。2015年12月に開かれた気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で、地球温暖化防止の国際的な枠組み「パリ協定」が採択され、「低炭素化」から「脱炭素化」へ世界的な潮流は変化した。

・ 脱炭素化に向けて需要拡大が見込まれる電気自動車や風力発電などの分野で、資源の調達リスクが問題視されている。

・ 電気自動車には、銅やアルミニウムのほか、リチウムイオン電池の正極材にニッケルなどが使われる。
風力発電には、モーター用磁石にレアアースが使用されている

・レアメタル・脱炭素資源は、産地の集中度が高く、リチウムやコバルトは上位三カ国で8割前後のシェアを占めている

・資源国が資源国を囲い込む動も出始めており、非資源国は脱炭素の達成が困難になる

・日本は、レアアース輸入の6割を中国に依存しており、中国の輸出規制が強まれば他国からの調達競争が激化すると見込まれている。

・アメリカは、オーストラリアのレアアース大手を国内に誘致して生産力の増強を行うなど、脱炭素化に向けて世界で供給網の再編が始まっている 

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