東アジアの高齢化とは?
東アジア(日本、韓国、中国、台湾など)では65歳以上人口の割合が急増しており、高齢化が世界で最も急速に進行している。この傾向は、労働力不足、社会保障費の増大、経済成長の鈍化、国際的な労働力の奪い合いの熾烈化など多くの課題をもたらす。
対策として、定年延長、年金制度改革、介護サービスの拡充、医療サービスの効率化、世代間連携の強化などが進められている。
予想される未来社会の変化
- 労働年齢の引き上げが検討される
- ロボット介護機器などが普及する
- 海外の少子高齢化の社会問題化が進展し、日本のノウハウ・事例を参考にする流れが強まる
トレンド
・日本は2007年、65歳以上の割合が21%を満たし超高齢者社会へと変化。その後も高齢化は加速し、2030年には28%まで増加すると予測されている
・今後半世紀で世界の高齢化は急速に進展する。65歳以上の割合が2060年には17.8%にまで上昇すると見込まれる
・高齢化進行の速度については、高齢化率が7%を超えてからその倍の14%に達するまでの所要年数(倍加年数)を比較すると、イギリスが46年、ドイツが40年に対し、日本は24年と高齢化の速度は先進国の中でも格段に早い
しかしアジア諸国では、韓国18年、シンガポール20年と日本を上回るスピードで高齢化が進むと予想されている
・中国では長年続いた一人っ子政策の影響で世界でも類を見ないスピードで超高齢化社会に突入する。高齢者向けサービスの需要が高まり、AIや5G、IoTなどのハイテク技術を活用した介護・高齢者向けのサービスが増大している
・東アジア諸国の高齢化は、少子化と同時に起きている特徴がある。イギリスやアメリカは高い出生率を維持し、北欧諸国やフランスでは、社会保障政策による少子化対応を実施し、出生率を回復させている
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