体験価値を活用したインスタグラムコミュニティマーケティング (近未来研究会 第4回フォーラム)

2018年11月12日、D4DR代表の藤元が企画・運営に関わっている近未来研究会企画セミナー「インスタグラムコミュニティのパワー ~“好き”で繋がり合う世界の可能性~」が毎日メディアカフェで開催されました。2017年の流行語大賞にもなったように、Instagramの注目度は高く会場は満員でした。また、参加者の大半が男性であり、ビジネス視点でも大きく注目されていることがうかがえます。本セミナーのメインスピーカーはアイランド株式会社代表取締役の粟飯原理咲さんです。粟飯原さんは、日本最大級のインスタグラムコミュニティである「クッキングラム」を運営しています。「クッキングラム」には、約1万人の料理インスタグラマーが参加。月間3億以上のリーチを誇っており、設立以前はゼロだった「#クッキングラム」が、現在では約280万件も投稿されています。

画像: 体験価値を活用したインスタグラムコミュニティマーケティング (近未来研究会 第4回フォーラム)

【没入感から生まれるコミュニティ】

粟飯原さんは、まずInstagramの持つ特性についてわかりやすくご説明いただきました。Instagramは、他のSNSやブログとは異なり、広告やリンクが制限されているために、個々の世界観の際立つ「没入感」があるとのこと。没入感やそれによって際立つ世界観があるからこそ、Instagramで好きや憧れ、共感でつながる面白いコミュニティが生まれる、といいます。また、Instagramでは、企業と生活者は並行する存在であり、インスパイアしあう関係にあります。それを象徴するように、ローソンがSNSにインスパイアされて『悪魔のおにぎり』を発売したところ、6日で120万個も売れてInstagram上でも『#悪魔のおにぎり』が盛り上がりをみせた、という事例も紹介されました。

 

【体験を共有することから生まれる親近感】

粟飯原さんの講演後には、会場からの質疑応答や、弊社代表の藤元との議論が行われ、Instagramの特徴である、体験を伴う投稿についてさまざまな言及がありました。たとえば、観光地における集客のためにInstagramを用いた施策では、体験した人の写真には広告プロモーションではみられないリアリティがあり、写真をみたユーザーから共感を得られやすく、成功している事例も多い、ということでした。

 

【Instagramはコミュニティマーケティングにも活用できる!?】

講演、ディスカッションを通して、Instagramはコミュニティ型のマーケティングに最適な仕組みの一つであると感じました。Instagramに投稿される写真は、体験を伴ったものが主であり、さらに基本的にポジティブコミュニケーションであることから、互いに尊重し合った素晴らしいコミュニティが形成され、それを実現する数少ないツールであることが、他のツールと違う優れたポイントだと思います。その意味でInstagramは、企業にとっても、生活者との新たな関係性を構築できる魅力あるメディアであり、今後さらなる活用が期待できるのではないでしょうか。

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Sho Sato

Sho Sato

D4DRアナリスト。Web分析からスマートシティプロジェクトまで幅広い領域に携わる。究極のゆとり世代の一員として働き方改革に取り組んでいる。