SNSで炎上はどう起きるのか?~統計手法を用いた研究~(社内勉強会)

株式会社ループス・コミュニケーションズ 福田浩至 氏

 企業についてSNS上で不満を書き込んだり、従業員が不謹慎な投稿をしたことがきっかけで起きる「炎上」は、いつ起きるかわからない企業リスクの一つになっています。

 D4DRが行っているSNS分析サービスでも、企業の広報やマーケティング担当の方から依頼を頂いて、クチコミの現況について分析を行っている中で、「炎上」の分析をすることがあります。

 今回は、そうした「炎上」現象について、アカデミックな観点から定量分析のアプローチを使って、発生や沈静化のメカニズムについて研究されているループスコミュニケーションズ・福田浩至 取締役副社長をD4DRにお招きしてお話しいただきました。

拡散強度など定量指標を用いた分析結果をわかりやすく紹介いただきました

 炎上が起きてしまったら対応のスピードが求められる一方で、通り一遍の対応をすれば良いという訳では無いことなど、見えない相手と対応していく方針の難しさを教えて頂きました。

 福田さんいわく、SNS上の拡散は当初は情緒的な反応が中心だが、徐々に職場、企業の社会的責任といった話題に対象が移っていく、とのことでした。

 講演の後、日頃からSNS分析に携わっているアナリストを中心に活発な意見交換が行われました。

アナリストからの質問に事例を用いて回答する福田さん

 D4DRでは、定期的に各界の有識者や、D4DRのビジネスパートナーの方をお招きして社員向けの勉強会、研修を社内で行っています。

 実務的なテーマだけでなく、基礎スキルの研修や、ファッションなど身だしなみについての研修など、領域は多岐に渡ります。

 自社の独自ネットワークを活かした人選、研修プログラムがあることもD4DRの特長で、社員からの希望も取り入れながら、今後も研修を継続的に行っていく予定です。