d-19 : 睡眠時間・質への関心向上

予想される社会的な影響

・ウェラブルデバイスの普及で、大人数のリアルな睡眠データが取得される様になり、睡眠に関する科学的な理解が一挙に深まる

・睡眠と快適さのメカニズムが解明され、その質を高めるサービスが多数出現する

・受動的な睡眠モニタリングだけでなく、動的に働きかけその質を高めるアクティブなサービスが登場する

・企業活動においても睡眠マネジメントが生産性を高めるために労務管理的に利用される

・睡眠状態と健康の相関性が明らかになり、保険商品等との連携が増加する

背景・理由・事例

・睡眠時間への関心の向上は日本で見られる現象であり、「不眠大国」という言葉に表現されるように、先進諸国と比較して睡眠時間が短いことが原因である

・慢性的な長時間労働が短い睡眠時間の一因とされ、2013年に国連から是正勧告がなされた

・適切な睡眠時間の確保が、生産性の向上に正の影響をもたらすことが研究により明らかとなっている
企業は生産性向上の観点と、働き方改革の一環として睡眠領域に注目が集まっている

・生活社にとっては、高齢化に伴う健康意識の高まりや、社会の24時間化といった環境変化を背景として、「睡眠負債」という言葉に注目が集まった

・その市場規模は少なく見積もっても1兆円以上と言われている
IoTやAIを活用するスリープテック事業も出現するなど、多くの企業の注目する領域となっている

・スリープテックの事例としては指輪型のウェアラブルデバイスや、マットレスの下に敷く薄型のセンシングデバイス、睡眠に最適な環境を整える睡眠ポッド、睡眠の質を評価するサービス等が挙げられる

出典:EMIRA

・Metronaps社の「energypod(エナジーポッド)」は、パワーナップ専用の高機能な椅子。睡眠に最適な音楽が流れ、快適な目覚めを実現するために、光と振動がプログラミングされている

出典:suisonia

 

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