d-33 : 個人の宗教に対する向き合い方の多様化

個人の宗教に対する向き合い方の多様化とは?

予想される未来社会の変化

  1. ライフスタイルの多様化により、宗教との向き合い方も変化している。
  2. 日本では無宗教の人が多く、個人がタイミングや場面によって既に複数の宗教を使い分けているが、その細分化がさらに進む。ライフステージや人間関係によって信仰を変えるなど、個人のウェルビーイングを実現する目的で、その都度必要な宗教を取り入れるようなライフスタイルが一般化する可能性がある。
  3. スタイリッシュなデザインのお仏壇や供養箱などが登場し、信仰に関わらず生活の一部として広く取り入れられる。
  4. エンターテインメントのモチーフとしても宗教のオマージュが取り入れられ、信仰によらず楽しむことができるように設計される。

トレンド

遠憶(とおく)祈りの小箱

出典:PR TIMES『【徳島発】本棚に収まる供養箱「遠憶 祈りの小箱」に”拭き漆”の新作登場。信仰を問わず、現代の住まいに合う新しい祈りのかたち』

リルビースタイルは、住まいや宗教を問わず誰もが自分らしい供養を行える「遠憶(とおく)祈りの小箱」の新作として、漆芸作家・泉谷麻紀子さんが手がけた「拭き漆・チェッカーフラッグ」を2025年7月1日より販売開始した。

従来型の大きな仏壇が現代の暮らしに合わなくなっている現状に対し、「祈る時間は大切に、暮らしはすっきりと」という想いのもと、”本棚にしまえる”サイズの供養箱を開発した。辞書『広辞苑』とほぼ同じ高さ約20cmに設計し、扉を開けば祈りの場に、閉じれば本棚にすっきりと収まる。オープン型の祭壇は埃が溜まりやすいため、時期が落ち着けば棚にしまえる形が望ましいという点も考慮されて設計された。

近年の調査では、仏壇がない家庭は53.7%(2019年 楽天インサイト調べ)と半数を超えており、供養の多様化が進む中で、伝統技法と現代感覚を融合した“本棚にしまえる”新しい祈りの場を提案している。

MIND STYLE(マインドスタイル)

出典:PR TIMES『【徳島発】本棚に収まる供養箱「遠憶 祈りの小箱」に”拭き漆”の新作登場。信仰を問わず、現代の住まいに合う新しい祈りのかたち』

はせがわが現代の多様なライフスタイルに合わせた供養を提案するブランド「MIND STYLE(マインドスタイル)」は、核家族化や宗教観の変化によりお仏壇の需要が減少する現代においても、大切な故人への供養の気持ちは変わらないという背景から生まれたブランドである。形式にとらわれず、個々の想いに寄り添うコンパクトでパーソナル、そしてフレキシブルな祈りのスタイルを提案している。

MIND STYLEの考える祈りのスタイルは、「祈りのシンボル(お位牌や写真など)」、「祈りのツール(おりんや香炉など)」、「お供え(お花やごはんなど)」の3つの要素を自由に組み合わせて、一人ひとりの想いをかたちにするものであり、無宗教の方でも抵抗なく故人を偲ぶことができる点が考慮されている。

家具デザイナーの小泉誠氏との共同開発商品で、インテリアや気分に合わせて背板を付け替えることが可能な「tonariステージ」や、丸みを帯びたやさしいフォルムの「tonari位牌」など、現代の住環境に自然に溶け込む、新しい祈りのカタチを提供する。

ボドゲ神社

出典:PR TIMES『未発掘のボードゲームを“奉納”し、社会課題に挑む ー「ボドゲ神社」京都岡崎に拠点オープン』

MOTHER EARTHのボードゲーム制作マガジン編集部は、京都岡崎の体験型セレクトショップ「染兎(そめうさぎ)」内に「ボドゲ神社」をオープンした。未発掘のボードゲームに価値を照らし、シリアスゲームを社会実装するためのコミュニティ拠点となることを目指す。

日本に根づく「奉納」文化へのオマージュとして、作品を“奉納”して迎え入れる独自の枠組みを導入。各プログラムを通じて、社会を良くしたい人々が集い、願い(WILL)を行動(ACT)へ変える循環を育てていく。

令和のお守りブーム

出典:PR TIMES「【現代人のお守りイメージ調査】10代の66%がお守りを所有!Z世代を中心に再燃する“令和のお守りブーム”」

tetoteが実施した「お守り」に関する全国調査によると、Z世代を中心に「お守り」が注目を集めていることが判明した。コロナ禍を経て不安やストレスが増す現代社会において、“手に取れる安心感”や“共感を呼ぶメッセージ性”を持つお守りが、若年層を中心に新しい形で再評価されているようである。

本調査では、全体の56.4%が「最近お守りを何らかの形で手にした経験がある」と回答。特に10代は全世代の中で最も多い66%が経験ありと答えたことから、若い世代の注目度の高さがうかがえる。また、若年層を中心にその用途が多様化しており、従来の宗教的イメージから離れ、推し活やイベントグッズとして活用されている事例もあるなど、「より身近でパーソナルなアイテム」へと進化している。

さらに、「お守り」や「お守りデザインのアイテム」に抱くイメージ調査でも、厄除けや願掛けなどの従来の用途に続いて「なんとなく縁起が良さそうなもの(86人)」が第3位にランクインしたことから、お守りの伝統的な役割を大切にしつつも「カジュアルなポジティブアイテム」と捉える人が増えていることが分かっている。この他にも旅行のお土産や記念品(12.3%)、自己表現アイテム(8.3%)、ファッション小物(8%)としてのイメージも若年層が占めている。SNS映えするデザインやギフト性も現代のお守りブームを後押ししており、自由に意味を付与することで、自然と日常に溶け込むアイテムとなりつつある様子。

tetoteでも、企業の強みを「祈り」や「願い」という形で届ける新しい法人向けノベルティ『お守りノベルティ』をリリースしており、展示会や営業、採用などさまざまなビジネスシーンにおいて、企業の課題解決力やブランドのメッセージを「願い」としてデザインに落とし込み、ギフトとして届ける次世代の企業コミュニケーションツールとして販売している。