事例紹介:通信業界

2030年以降に向けて研究・開発の重要領域・要素の検討

 FPRCの知見や有識者ネットワークを活用し、2030年以降の長期的な未来像と、事業に与えると考えられる重要な変化を抽出しました。その影響度を評価・分析した上で、未来のグランドデザインを作成し、2030年以降に向けて研究・開発するべき方向性を示しました。

支援企業

某通信事業者

背景

 2030年に次世代通信規格(5G)がサービスとして定着し、あらゆる産業構造の変化をもたらした時、通信事業者のビジネスモデルや収益構造も、大きく構造転換されることが予想される。

目的

 2030年~2040年の未来社会を予測し、未来の通信事業者のあり方や姿のグランドデザインを描き、将来の研究や開発の指針とする。

主な実施内容

有識者会議
 外部有識者6名程度にご協力いただき、藤元をファシリテーターに有識者の意見を伺う会議を全2回実施。未来社会の重要な変化(インパクトファクター)を、1回目は発散の形で、2回目は1回目に出た要素も含めつつ、各要素について深掘りした議論を行い、インパクトファクターの洗い出しを行う。

 

評価ワークショップ
 ご依頼企業様社員20名以上に、インパクトファクターについて評価をいただいた。社員による評価結果と、FPRC視点での評価結果を持ち寄り、ワークショップ形式で意見交換を実施。評価結果は、今後の研究や開発においても方向性を決める上で有用なアウトプットとなった。

 

事業シナリオの作成
 評価ワークショップや通信事業の未来の課題、未来の社会潮流など、これまでのプロセスで導出された多面的な事象や事柄をグランドデザインを作成し、整理。そこから考えられる事業シナリオを構造化し、2030年以降に向けて研究、開発するべき方向性を示した。

 

ディスカッション・報告会
 プロジェクトを円滑に進めるため、適宜ディスカッションを実施。またグランドデザイン、事業シナリオなどの最終アウトプット含め、プロジェクト全体の成果に関する報告会を開催。

支援期間

5ヶ月

人員

主席研究員 10人日

上席研究員 35人日

研究員 30人日

参考費用

800万円

 

ご依頼企業様からは、「社内だけでは得られない視点に気づけた、ここ何年で特に印象深いプロジェクトだった」とコメントをいただきました。

◾プロジェクトフロー

◾アウトプット例(評価ワークショップ)

◾アウトプット例(グランドデザイン)

※プロトタイプ版です。この原型を基に、詳細なグランドデザインを作成します。また、要素をグルーピングし、各領域での事業シナリオを作成します。

 

その他の事例

 ◾中期計画策定のための新規事業シナリオ作成(物流事業者)

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